飯田大和の自然教室
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フィールドワーク
直接自然に触れることによって、色々な自然の情報を得るのが目的です。
得た情報の使い方は人それぞれです。
また、
・ いろいろな土地に熟知する。
・ いろんな土地の人々との触れ合いができる。
・ 日ごろのマンネリ化や煩わしさから気分を開放することができる。
・ 心身の健康に良い。
こともありますから、是非お薦めします。

・ 忙しくてそんな暇は無い
・ 準備も大変だ
という方にも、
是非フィールドワークをお勧めしたいですね。

というのは
短時間でできるからです。 私の場合、1分程度の短い時間で行うものも結構あります。
そんな短い時間でできるミニフィールドワークを私は心がけています。
日数を重ねると、結構多くの情報を収集しています。

1 常に携帯しているものから紹介します。
○ 徒歩・自転車で出かけるとき
・デジタルカメラ   ・双眼鏡(×6)   ・メジャー  ・ビニル袋  ・フイルムケース
○ 車で出かけるとき
・デジタルカメラ   ・双眼鏡(×6)   ・メジャー  ・ビニル袋  ・フイルムケース  ・長靴
・その他フィールドワークの内容に応じた携行品

2 フィールドワークの対象物を明確にして、そのために必要な用具はきちんと揃えて出かけましょう。
  ※お茶などの飲料水、タオル、手袋は常に携行しましょう。

3 短時間でできるミニフィールドワークの例


例1 デジタルカメラで、を写そう。
・自分の好きな種類の花に絞って写しましょう。   
  (例)  ○野の花   ○花壇の花   ○野菜の花   ○樹木の花
   ポピー(拡大
※ 撮影の対象物から2cm前後の超接写ができるものであれば、とても面白い作品ができます。
というのは、花のおしべやめしべ、葉脈などの拡大写真が容易にできるからです。
是非活用してみてください。

例2 デジタルカメラで、植物の写真標本を作ろう。
 

例3 デジタルカメラで、昆虫を写そう。
・ 関心のある昆虫を選で撮影する。
・ テーマを決めて撮影すると充実したものができます。

例4 デジタルカメラで、野鳥を写そう。
・ 関心のある野鳥を撮影する。
・ 家に訪れる野鳥を撮影する。

例5 デジタルカメラで、を写そう。

・季節と関係のある雲  ・美しい雲
・面白い雲の形    ・不思議な雲

例6 デジタルカメラで星座を写そう。(三脚は必要です。)
 オリオン(拡大
※デジタルでの星座撮影はとても簡単です。
・ 絞り(F)値やシャッタースピード(S)を調整しましょう。
 ( カメラによって調整できるものとできないものがあります。 )
・ ほとんどのデジカメで撮影できますので 
自分のデジカメの特徴をつかみながら慣れていきましょう。
・ オートタイマーを使うとブレがでません。

例7 デジタルカメラでを写そう。(三脚は必要です)                       
・星座と同じ方法ですが、月は撮影し易いですね。

例8 鉱物を集めよう。
道、小川、川原、海岸、石垣、ビル、石材屋、至る所に石はあります。 楽しみ方は、 
・ 名前を調べる。 
・ 形や色合いを楽しむ。 
・ 絵付けをする。 
・ 庭に使う

例9 多くの種類がいる場所で微小生物を採取しよう。
水面の泡(拡大
・アメーバ、ケイソウ、ゾウリムシ、藻類などがたくさんいる所
小川や田んぼの落ち水、川池や田植え前の水田などの水面に浮いている泡
のかたまりだけを容器に採集します。                         
・顕微鏡や双眼実体顕微鏡で調べる。

例10 双眼鏡や興味のある自然の図鑑を準備して、季節を通してウオッチングする。
○ 家の敷地や家の周りの野の花をウオッチングする。
○ 家に訪れる 野鳥をウオッチングする。
・すべての種類
・種類を決めて
ホオジロ(拡大)

○ 家に訪れる昆虫をウオッチングする。
・訪れるすべての種類
・種類を決めて
 ショウジョウトンボ(拡大)

○ 家から見える雲の姿をウオッチングする。
○ 家の庭にある特定の木の季節による変化を季節をとしてウオッチングする。
○ 家から見える星座・衛星・惑星をウオッチングする。   
  
※ “家”での○○ウオッチングを習慣にすると、外に出かけても自然に楽しさが広がります。



ミニフィールドワーク体験の習慣が身につくと 
いつでも、どこに居ても退屈することはありません。



日々、身の回りの自然と直接向き合っていきましょう。 どんなに忙しくてもできますよ。