新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
日本を代表する生物が幾種類か決められていて、鳥の仲間ではキジが選ばれています。昭和22年3月に日本鳥学会例会で決められました。
ところでキジといえば、日本昔話の「桃太郎」で子どもの頃から親しまれていますが、雄は羽の色模様の微妙な変化が大変きれいですね。雌は卵や雛を天敵から守るために目立たない色彩と模様をしています。
野生のキジと私が最初に出会ったのは山地ではなく、2003年、小石原川左岸の千代丸に位置する河原でした。ケン、ケ〜ンと鳴く雄でしたが、写真撮影は成功しませんでした。
その翌年の2004年3月下旬、同じ職場の藤野美惠さんから1枚の写真を見せていただいたときは大変な驚きでした。何と私が探していたキジで、撮影場所は私が最初に目撃した場所と反対側の右岸の堤防です。
下の写真がそのとき撮影したものです。出勤途中、フロントガラス越しに撮影したそうですが見事な写真ですね。
このことがきっかけで、キジの居場所の猛追が始まり、苦心の末ようやく撮影に成功しました。2004年4月25日のことでした。
ちょうど恋の季節でした。他の雄の姿は見当たりませんが盛んに縄張りを主張していました。
○馬田地域の平野部にもキジが観察されるのは、愛鳥週間や狩猟期間前に、毎年たくさんのキジが放されているからとも考えられます。
・平成16年度は全国で約10万羽が放鳥されて、その約半数が鳥獣保護区や休猟区に、あとの半数は猟ができる区域に放たれたそうです。
○キジの餌は? 主として野草や昆虫です。
○天敵は、キツネ、イタチ、クマタカなどです。
○1万円のお札の裏側、左にキジの絵柄があります。
○日本国鳥はキジ、福岡県鳥はウグイス、では、朝倉市鳥は?
・旧甘木市での市鳥はメジロでした。現在は?
なぜ馬田に? キジにとっての生育環境としては草むらや樹木等の茂みが必要です。キジを撮影した周辺の様子を見ますと、このような環境がわずかですが残っています。