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11 「JR日田英彦山線の土手」(2011.7.22)



村内に走るJR日田彦山線には、3つの駅と3つの美しいめがね橋があり、特に鉄道マニアにとっては 全国的に有名で魅力ある撮影地となっています。

その沿線の土手には、様々な植物が四季折々の風情を見せています。

その風情は場所によって異なりますが、5月にはハナウドが、9月にはヒガンバナが美しく季節を彩っています。

3月、釈迦ケ岳トンネル直ぐ手前の線路脇には目を見張るような土筆の群生が見られます。

また、その脇の水路傍にはヨシが生え非常に細かな根を水路に伸ばして逞しく生育しています。


 
ハナウド
 
ヒガンバナ
セリ科

ニンジン、セリ、パセリ、と同じ仲間です。イシガケチョウ、イチモンジチョウ、マメコガネ、カミキリムシ類、ほか、沢山の昆虫類がこの花に集まってきます。


ヒガンバナ科

手入れのよく行き届いたこの地は年々美しさを増しています。全草有毒で、土手や畦を守るために移植。ミミズが嫌ってモグラが来ないかららしい。
 
土筆の群生
 
めがね橋付近の植物
釈迦ケ岳トンネルの入り口付近まで土筆がびっしりと続き初めて見る大きさのスケールです。採るには惜しい自然美です。


ヤマモミジ,ナラガシワ,ヤブムラサキ,ウツギ ,メダケ,スギ, など、柱の上部にはカラムシ、ノリウツギ、ツタが。
 
エノコログサ(ねこじゃらし)
 
クサフジ
盛夏、岩屋駅の線路一帯に群生します。エノコログサ目線で観ると美しく、秋になると色づきこれまた美しい。


大行司駅でホームへ行く坂道を登りきった先の草むらに群生をしています。花の感じが藤に似ているのでこの名がつきました。


 
ヤマホトトギス
 
カラムシ
千代丸温泉の対岸から線路へと上っていく途中にポツリと可憐な姿で咲いていました。他の地ではホトトギスも成育。 大行司駅から宝珠山駅に向かう途中に大群生、古より植物繊維を得るために栽培されてきました。昭和20年代も盛んに出荷。


 
クヌギ林
 
ベニバナマメアサガオ
植林されたものですが、クワガタやカブトムシを連想し昔も今も親しみを、また、故郷を懐かしむ樹木でもあります。シイタケ栽培に


宝珠山駅近くの線路脇には白いマメアサガオ、アオアサガオのほか、ヒルガオ、マルバルコウなどが咲きます。

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